不動産・建築用語集

  • 礼金

    賃貸借契約時に、賃借人から家主に支払われる一時金の一つ。一般的に、返還されないもので、文字どおり「お礼」の意味合いを持つ。戦後の住宅難の時代の名残りといわれる。法律的な根拠はない。

  • レインズ

    レインズとは、Real Estate Information Network Systemの略で、不動産物件情報交換のためのコンピュータネットワークシステム。不動産流通機構の近代化方策として建設省(現国土交通省)が企画し、不動産情報の標準化・共有化を目的に1990年に作られた。レインズでは標準化された不動産情報が登録され、ネットワークを通じて会員(不動産業者)に公開される。

  • レンジフード

    油分や煙でキッチンが汚れるのを防ぐために、コンロ上につけた覆い(フード)と換気扇(ファン)を一体化したものをいう。煙や臭いの捕集能力が高く油汚れの掃除がしやすいことが特徴で、排気だけでなく給気もコントロールできる製品もある。

  • 連帯債務

    複数の債務者が一つの債務を連帯して負担すること。債権者は、全部の弁済を受けるまで、債務者の誰に対しても自由に弁済の請求ができるが、一人が全部弁済すれば他の債務者の債務が消滅する。

  • 連帯保証

    保証人が主たる債務者と連帯して債務を負担することをいう。連帯保証も保証の一種であるから、主たる債務に服従し、主たる債務者に生じた事由は、原則として連帯保証人に効力を生ずる。しかし半面、連帯保証には連帯債務の規定が適用され、例えば連帯保証人に対する請求は、主たる債務者に対しても時効中断の効力を生ずる(民法458条、434条)。また、普通の保証と違い、催告の抗弁権および検索の抗弁権はなく、債務者から請求があれば、連帯保証人は直ちに弁済の責任を負うことになる。この点から連帯保証は、普通の保証よりも担保性が強い。連帯保証人が弁済したときは主たる債務者に求償権を有することは、普通の保証と同じである。