不動産・建築用語集

  • ペアガラス

    サッシにはめ込まれるガラスを2枚にして組み立てたもの。「複層ガラス」ともいう。ガラス間にガスを注入したり、真空にすることもある。 外からの熱や冷気の侵入を防ぐため、断熱性に優れている。そのため、室内温度が外気温などに影響されにくく、冬の寒い時期でも室内側のガラス面が冷たくならず、カビやダニの原因となる結露ができにくいといわれている。

  • ペアサッシ

    二重にしたサッシのこと。二重にすることにより、防音性と断熱性が高まる。後付けで内窓を取り付けることも可能。

  • 平面式駐車場

    機械式駐車設備を使わず、平面を自動車を運転して出入りできる駐車場のこと。

  • 壁心(へきしん)

    壁の中心線を結んで測った寸法のこと。内法(うちのり)に比べ、壁の厚みの分だけ面積は大きくなる。分譲マンションのパンフレットに書かれた専有面積は壁心計算によるものが多く、実際に使用可能な面積はそれより少し狭い。公的融資を受ける時は壁心による面積、税金の軽減措置に必要な要件は内法による面積なので注意が必要。

  • 壁面線(へきめんせん)

    都市計画区域内で環境の向上を図るために、特定行政庁が建築審査会の同意を得た上で建築物の位置を整えることができる。このとき指定する壁面の位置を壁面線という。指定後は、建築物の壁や柱だけでなく、高さ2mを超える門や塀を壁面線を越えて建築してはならない。

  • ベタ基礎

    建物の底面全体を鉄筋の入ったコンクリート盤にした基礎。布基礎や独立基礎などと同じく直接基礎のひとつ。建物下の地盤全体に鉄筋を配筋して、そこにコンクリートを流し込んで作るため、強度が高く、耐震性も優れている。また、地面からの湿気を防ぎシロアリ対策としても効果が期待できるため、木造住宅の基礎としては最近では布基礎よりもベタ基礎が主流になりつつある。

  • ベランダ

    住戸の外壁から外にせり出して作った露台のこと。バルコニーとの厳密な差異はないが、一般的にベランダは1階に作られ、屋根があることが多い。また、公社・公団の住宅では「ベランダ」を比較的よく使う。

  • 変更登記

    登記簿の表題部に記載されている土地や建物の表示事項に変更があった場合に行う登記。たとえば、土地の地目に変更があった場合は「土地地目変更登記」。建物を増改築するなどして、構造・規模や使用目的など物理的な状況が変わった場合は「建物表示変更登記」。いずれの場合も申請義務がある。

  • 弁済業務

    宅地建物取引業保証協会が、保証協会加入業者(社員という)と取引をした債権者に対して弁済を行うこと。債権者は還付を受ける際に、保証協会の認証を得なければならない。還付が実行されると、保証協会は還付額と同額の弁済業務保証金を供託する必要がある。これにともない、社員は還付額に相当する額の還付充当金を保証協会に納付しなければならない。

  • ペンダントライト

    コードやチェーンで天井から吊り下げる照明器具のこと。シャンデリアのような全体照明用と、ダイニングテーブルの上に吊るすような部分照明用がある。

  • 変動金利

    民間金融機関で主に扱われる住宅ローンで、金融情勢の変化によって、返済途中で金利が変わるもの。金利の見直しは年に2回行われるが、返済額は5年間変わらず、この間、返済額に占める元金と利息の割合が変わる。金利が下がれば元金の割合が増え、支払い利息総額が減ることになる。5年に1度、返済額を見直すが、新しい返済額はそれまでの返済額の1.25倍までなどと決められている。低金利のときや金利が下降しているときは、金利が低いというメリットがあるが、金利が激しく上昇した場合には、その影響を受けることになる。

  • ペントハウス

    欧米のマンションやアパートで、最上階に作られる特別仕様の高級な住戸のこと。