不動産・建築用語集

  • 役物(やくもの)

    屋根瓦でいう役物とは、特別な部分に使用する特殊な形の瓦のこと。棟の端部に使う鬼瓦、軒先に使う軒瓦、切妻屋根の端部(けらば)に使うけらば瓦などがある。

  • 屋根

    建築物の上方で建物を覆う部分のことで、雨や雪、風を防ぎ、日射を遮る。建物のデザインや地域性、気候に合わせてさまざまな形状がある。 ①入母屋(いりもや) 上部が「切妻屋根」、下部が「寄棟屋根」のようになっている屋根。 ②片流れ(かたながれ) 1方向だけに勾配のある最も単純な形の屋根。比較的規模の小さな山荘や付属棟の屋根、物置などに見られる。 ③切妻(きりづま) 本を開いて伏せたような形をしている屋根で、わが国で最も代表的な屋根形式。2方向へ雨水が流れるシンプルな形のため、建築費も安くすむ。 ④方形(ほうぎょう) 中央の1点を頂点として四方に傾斜する4つの面で構成する四角錐(しかくすい)のような形の屋根。 ⑤寄棟(よせむね) 4方向の勾配で構成される屋根。切妻屋根のような妻側の壁がない。端正な外観となる。

  • 屋根不燃区域

    火災の拡大を防ぐために、屋根や外壁の材質などに制限がある区域のこと。防火地域・準防火地域の建築物は一定の耐火性をもった耐火建築物・準耐火建築物に規制されているが、それ以外でも屋根不燃区域に指定されると、屋根や外壁で延焼のおそれのある部分の構造などに一定の基準が設けられている。

  • 遣方「やりかた」

    これから建てる建物の正確な位置を決めるために設けるもの。