不動産・建築用語集

  • エアサイクルシステム住宅

    空気の循環を利用した省エネルギー住宅。壁の間に隙間を設け、空気を対流させて温度調節するように設計された住宅。夏は床下の冷たい空気を、冬は日当たりの良い側の温かい空気を循環させる。

  • 営業保証金

    宅建業者が開業前に供託所(管轄の法務局)に供託しなければならない金銭、または有価証券。宅建業者の信用を担保に、万一事故が生じた際にそこから損害賠償等の支払いを受けられるよう、保証金を供託しておく仕組みになっている。業者は免許取得後3ヶ月以内に供託を済ませ、免許権者にその旨を届出なければならない。事業を開始したり、広告をしたりするのは、この届出をした後。

  • ALC

    Autoclaved Light-weight Concrete の略。高温加圧養生器を使って多孔性の軽量発泡コンクリートを成型するコンクリート成型材。内部に無数の小さな気泡を含むため、軽量で施工しやすく、断熱性や耐火性に優れている。鉄骨造等の 外壁や内壁、屋根、床などに使われる。

  • 液状化現象

    地震などにより地盤が液体のようになり、建物を支えられなくなる現象。液状化現象は埋立地や砂丘地帯、三角州、河川跡地など、地盤が砂地で地下水位の高い地域に発生しやすいのが特徴。液状化が発生すると水や砂が地上に吹き上がったり、液状化後の地盤沈下や液状化した地盤が水平方向に大きく移動する側方流動などが起き、地盤が支持力を失って建物が倒壊するなど甚大な被害を及す。

  • エクステリア

    住宅の外まわりのこと。一般的には門・塀・物置・カーポート・サービスヤード等の総称である。インテリアに対する用語として屋外住宅設備メーカー等が創造したといわれている。

  • SRC

    Steel Reinforced Concreteの略で、鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせて一体構造にした建築工法。強度に優れ、マンションなど高層建築に用いられる。

  • エスクロー

    語源は押印書類の巻物を意味するescroue(古代フランス語)である。未受渡押印済み証書ともいう。アメリカ合衆国においてヨーロッパ諸国の移民が持ち込んだ各国の不動産取引商習慣が整理を淘汰され、実務的な取引の安全確保をはかる第三者寄託の制度となって発展し定着したものである。不動産取引の当事者は合意に達すると取引の一件書類を第三者(エスクローホルダー)へ寄託する。第三者は当事者が寄託した代金や権利証書等を確認し、それぞれの当事者に代わって物件の確認・決済・登記・引渡しを行うことにより、取引の安全と契約履行を確保する制度である。

  • N値

    N値とは、標準貫入試験によって求められた、地盤の強度を表す値のこと。標準貫入試験は、地盤工学会の地盤調査法や日本工業規格で試験方法が細かく規定され、古くから各種構造物の地盤調査に採用されてきた。標準貫入試験とは、63.5kgおもりを75cmの高さから自由落下させて鋼製棒を打ち込む方法の試験で、その鋼製棒を土中に30cm打ち込む(貫入させる)のに要する打撃回数を測定する。落下打撃回数の値がN値で、その回数が多いほど地盤が硬いということになる。例えば、20回かかったとすれば、N値は20となる。

  • FF暖房

    FFはForced Flueの略で、燃焼時は空気を室外から給気、燃焼後は室外に排気するファンで強制的に給排気を行う暖房のこと。室内の空気を汚さない。

  • エントランス

    建物に入る入口。玄関。マンションや大きな複合施設等では、玄関広場を「エントランスホール」ともいう。

  • 遠赤外線サウナ

    遠赤外線を利用した家庭用サウナ。電気でサウナ内を暖めるため、ガスや石炭を使う本格的なサウナより安全で、扱いも簡単。しかも50~60度の室温を保つため、体や髪にやさしい。