不動産・建築用語集

  • 猫間障子

    障子下部を上げ下げできる。すりあげ障子ともいい障子の開閉で、光の調整が出来る。和の風情を醸し出すことが出来る。

  • 根太(ねだ)

    木造の建物で、床板の下に渡した横材のこと。床板を支えるために設置され、材質や取り付け方に問題があると、床が鳴る原因となる。

  • 根太床工法(ねだゆかこうほう)

    コンクリートスラブと床の表面仕上げの間に、根太を置いた工法。「置き床工法」ともいう。直床工法に比べると軽量衝撃音に対しては多少の遮音性がある。根太の代わりに、防振ゴムの付いた支持ボルトで支える「置き床工法」や、断熱材を敷いた上にモルタルを打って床材を乗せる「浮き床工法」では、より遮音性が高くなる。なお、根太床工法は地震によって歪みが生じやすいという指摘もあり、構造用合板を用いた根太レス工法(剛床工法)などもある。

  • 熱貫流率

    建物の壁や窓ガラスなどにおける、熱の伝わりやすさを表す数値のこと。壁の両側(室内と外部)の空気温度に1度の差があるときに、1時間あたりに壁1平方メートルを通り抜ける熱量のことをいう。K値とも呼ばれる。この値が小さいほど、熱が伝わりにくくなる。

  • 根抵当

    一定の範囲に属する不特定(増減する)の債権を、極度額の限度で担保する抵当権をいう(民法398番の2以下)。銀行やメーカー等が、取引先と継続的な取引をする場合に契約で設定される。普通の抵当権では、債務が消滅すると抵当権も消滅するが、根抵当権にあっては、その場合でもなお効力を有するので、貸付け、手形割引、商品売買等の取引で、その金額が増減する場合に便利である。そこで取引界で慣行化したものが判例でも認知され、昭和46年民法にその規定が新設された。根抵当権の元本は、担保すべき債権の範囲の変更、取引の終了等、競売手続きの開始、破産等によって確定する(同条の20)が、それまでは、被担保債権の範囲や債務者の変更(同条の4)、根抵当権だけの譲渡(同条の12)もできる。

  • 年金住宅融資

    厚生年金や国民年金の加入者を対象とした、年金住宅融資制度。住宅建築、住宅購入、リフォームなどの融資制度で、公庫融資との併用が可能であったが、新規申込は2005年1月に終了された。