不動産・建築用語集

  • ライトコート

    採光のために作られる中庭のこと。ライトコートを取り囲むように建物を配置する。「光庭」「ライトウエル」ともいう。マンションで採光や通風を確保するために設ける吹抜けもライトコートの一つ。ライトコートを設けることで、浴室やキッチンに窓を付けたり、玄関や廊下に自然の光と風を採り入れることが可能となる。マンションでは、3階?5階建ての低層・中層マンションに採用されるのが一般的。

  • らせん階段

    柱を中心につるまき状に曲線を描く階段のこと。蹴込みのないスケルトンタイプが中心。通常の階段と比べ円筒形の空間を効率的に使うため設置するスペースは小さくなるが、施工料が割高となる傾向がある。

  • ラーメン構造

    柱や梁で建物を支える構造で、材と材が接合する部分がしっかり固定(剛接合)されているもの。ラーメンとはドイツ語で枠のことを指す。鉄筋コンクリート造、鉄骨造が具体例で、中高層マンションで用いられることが多い。柱と梁だけで地震などの横揺れに耐えることができる構造で筋交いや耐力壁を必要としないため、窓の大きさや位置・間取りレイアウトなどを比較的自由に設定することが可能。

  • ランニングコスト

    建物や設備を維持・管理・稼働するための費用のこと。建物では、建築時にかかる費用をイニシャルコストというのに対して、建築後にかかる維持管理や修繕費用などの総費用をランニングコストという。水道光熱費・冷暖房にかかる費用・保全費・管理費・修繕費などがある。

  • 欄間(らんま)

    天井と鴨居(かもい)の間にある開口のこと。通風や採光の他に室内装飾の役目も果たしている。部和風住宅では、透かし彫りや組格子などデザインされた板をはめ込み、西洋風住宅では、ガラスのはめ殺しや壁にしてしまうことが多い。